車でテレワークするのに必要なものは?オススメのテーブルや装備を紹介!

リモートワークが普及する中、場所を選ばずに仕事ができる「車テレワーク」が注目されている。
しかし、車内は限られた空間なので、快適に仕事できる環境を整えることが重要だ。

そこで今回は、車でテレワークするのに必要なものと、オススメのテーブルや装備を紹介していく。

なお、車はミニバン以上のサイズを考えているので
軽四やセダン、SUV乗りの人はまず広い車を手に入れる所から始めてほしい。

車テレワークのメリット・デメリット

メリット1 場所を選ばない

車でテレワークをする最大のメリットは好きな場所で仕事が出来る事だろう。

キャンプ場、海辺、山の上、道の駅など、仕事に疲れたら車から降りて景色を眺めながら
ゆったりコーヒーを飲むなんて体験はオフィスでは決して味わう事が出来ない。

メリット2 プライベートが確保できる

車内は密室空間なのでプライベートが確保されている点もメリットだ。
とある家庭持ちのYouTuberは家だと音声収録で気を遣うから、
車の中で動画を編集しているとも言っていた。

勝手に人が入ってくる事なんてまず無いので、
一人で黙々と集中して作業したい人にとっては
理想の環境と言えるかもしれない。

視線もカットしたい場合はサンシェードを活用しよう

メリット3 すぐ寝れる

働く場所が確保できるような車のシートはしっかり倒せるものが多く、
少し疲れたと思ったらすぐに仮眠をとることも可能だ。

ベッドのように熟睡したいのであればインフレーターマット等を敷く必要があるが、
そこまでやると本気で寝てしまってテレワークの意味が無いのであまりオススメはしない。
あくまで普通のシートアレンジの範囲内で休むのがコツだ。

デメリット1 ガソリンを食う

春秋であれば少し窓を開けておけば心地の良い風が入ってくるので問題ないが、
夏や冬の車内は基本的に快適な温度である事がまず無いので、
停車中でもエンジンをかけてエアコンを付けておく必要がある。

そうするとガソリンを消費してしまい、お金がかかってしまう。

車のアイドリングはだいたい10分で130cc程の消費と言われており、1時間であれば780ccとなる。
エアコン稼働で更に悪くなるとして、ざっくりと1時間で1L程使うと仮定しよう。

ガソリンがリッター170円であれば、3時間のテレワークで510円のガソリン代がかかる事となる。

参考までに、家の近くの快活クラブは飲み放題カフェの3時間パックが590円、
個室ブースで1150円となっているので、エンジンを付けっぱなしにしていてもネカフェよりは安くつく

デメリット2 インターネット環境が無い

パソコン作業を行う人にとってはかなり大きなデメリットになる可能性がある。
とはいえ最近のスマホはだいたいテザリングが出来るので、電波が届く場所で
通信量に余裕があるなら問題にはならない。

ちなみに最近の車であれば車内wifiを契約する事で車を基地局にすることが可能。
俺の乗っている新型ノアであれば月1100円でwifiが使い放題となる。

追記(2024.12)
トヨタの車内wifiの利用料金が2024年12月1日から1,650円に改定

 
FireTVを見るために契約してます
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デメリット3 夏山でやると虫が入ってくる

夏山は想像の5倍は虫が飛んでいると思ったほうが良い。
というのも7月頃にキャンプ場でアイドリング実験をやった事があるのだけれど、
この時は虫が多すぎて1秒たりともドアを開ける事が出来なかった。

ちょっと疲れたから外に出て森で癒やされる・・・というのを考えていたが、
蜂とか蚊とかアブとか人に害を及ぼす系の虫が集まってきたので身の危険を感じて移動。

自然を満喫するどころか自然の脅威に晒されてしまった。

車テレワークに必要なもの

ノートPC

車内で使うので小さくてそれなりに高性能かつ
バッテリー持ちも良いものが好ましい。

今のメインノートPCはmicrosoftのsurface Laptop4で、これはその条件を満たしている。
質感が高く、画面も高精細で見やすいのが特徴だ。

レビュー記事は下記

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折りたたみテーブル

車に常時積んでおけるほどコンパクトで、
なおかつある程度の高さも出せるテーブルが必要だ。

オススメはアイリスオーヤマのアウトドアテーブルで、
横60cm奥行き40cm高さ53.5cmと車で使うのに完璧なサイズ感となっている。
見ての通り二つ折りタイプなので展開収納も簡単でハイロー2段階で使えるので、
テレワーク以外にもピクニックやキャンプ等、あらゆるシーンで活躍する。

ネットワーク環境

ノートPCで作業したいならネットワーク環境はあった方がいいだろう。
スマホのテザリングにするか車内wifiを契約するか、
またそれ以外の選択肢としてポケットwifiを使うかだ。

ポケットwifiの契約が面倒という人には
手続き一切不要で使える買い切りのリチャージwifiというものがある。

届いたらすぐ使えて、通信量も100Gまで付属。
返却も不要なのでネットワーク環境を手軽に用意することが可能だ。

ポータブル電源

ノートPCスマホ充電は当然ながら、セラミックヒーターや
電気ひざ掛けを使いたい人にはポータブル電源が必要だ。

とはいえポータブル電源は選択肢が非常に多く、
バッテリーの種類から何ワットで容量いくらのものを選べば良いのか迷う所。

車で使うことを想定するならリチウムイオンより耐熱性の高いリン酸鉄が向いていて、
また冬の車中泊で使うとなると、例えば山善の電気敷毛布(130x80cm)で定格40Wを夜の8時間うなら
40W x 8h = 320whが最低限の容量として必要で、
セラミックヒーター等も使うつもりなら1000whは欲しい所。そうなると、

上記の3つのどれかから選んでおけば困ることはないだろう。

インテリアバー

天井に照明や扇風機を吊り下げる為に必要。
今使っているのは槌屋ヤックのRV-61で、
これはコンパクトで天井からあまり下がってこないのが気に入って2個購入。

LEDランタン

天井の照明を使うのも悪くないが、車内灯は基本的に
あまり明るくないので別途LEDランタンを用意しておいたほうがいい。
殺虫機能があるタイプだと車内に虫が入ってきても対応できる。

網戸

締め切りは空気がこもって基本的によろしくないので、
エアコンを使わない場合は窓を開けておきたい。

この時虫が入ってくると仕事どころではなくなってしまうので
自然豊かな場所でやる場合は車用の網戸を使おう。車中泊だと必須

扇風機

車内は空気が滞留しやすいので扇風機があると不快指数が下がる。
扇風機選びのポイントは

  • バッテリー内蔵
  • リモコン付き
  • 首振り機能付き
  • 照明機能付き(できれば)

上記4点をクリアするものを選べば後悔はしない。

クッション

車の座面はシートにもたれかかるようになっているので、あまりデスクワーク向きではない。
作業をするなら前傾姿勢になりたいので、シートの上にクッションを置いて
前のめりの姿勢を保ちやすくすると楽だ。

必須ではないが持っておくと便利なもの

サンシェード

他人の車の中を覗き込むのは泥棒くらいしかいないが、
視線が気になる人はサンシェードを使おう。

フロントだけでも覆っておくのもいいが、完全なプライベート空間を
作りたい場合は車用の車中泊用のシェードが必要。

靴用カイロ

頭寒足熱という言葉にもある通り、
人の身体は足が暖かくて頭は冷めている方が調子が良い。

集中する時はこの状態にもっていきたい所だが、冬の車内は足元がとにかく冷える。
そんな時に靴の中に忍ばせるタイプのカイロがあると。

ブランケット

足元の冷え対策にはひざ掛けも有効だ。
あるのと無いのではで冷え方が全く違う。
寒がりな人は温熱機能付きのものを選ぶと更に快適だが、
前述の通りあまり気持ちの良いものだと眠気を誘発するので注意が必要。

セラミックヒーター

ガソリン消費を気にして暖房を付けないならセラミックヒーターがあると便利。
ガスを燃焼させるヒーターと違って空気を汚さないのでテントや車内でも安心して使える。
ただしかなり電気を食うのでポータブル電源と併用する場合は出力1000W以上のものが必要。

車テレワークを快適にするポイント

やるなら春か秋

暑さ寒さの対策方法を色々と述べたが、
そもそもそんな事をしなくていい春か秋が1番いい。

というのも、車はそれ自体が熱を帯びていて
夏の車は窓を開けていても結局は車が熱いので
クーラーで冷やし続けなければ暑くなってしまう。そして冬はその逆。

車で集中して仕事をする場合は
いかに快適な室温を作り出すかが重要で、
それが難しいならネカフェに行ったほうがいいという事になってしまう。

出来るだけ日陰に停車

陽の当たる場所に停めていると車の温度がどんどん上昇して、
窓を開けていてもすぐに耐えられない程暑くなってしまう。

木の下や屋根のある駐車場など、日陰に停める事が出来れば快適に過ごせるだろう。
よって雨の日なんかはけっこう車テレワーク向きだったりする。

適度に休憩をとる

車内はオフィスと違って基本的に立つことが出来ないので、
座るか横になるかの2択になってしまうが、それだと血流が滞ってしまい
集中力の低下を招いてしまう。
50分ほど頑張ったら外に出て、コーヒーを飲むなり
散歩するなりして体をリフレッシュさせよう。

そうすることで座りっぱなしの体が
リセットされてまた頑張れるようになる。

まとめ

快適な空間づくりに妥協するな

車でPC作業をするのは思った以上に狭い上に温度変化の影響を非常に受けやすい。
ゆえに油断するとすぐに不快指数が上がって仕事どころではなくなってしまう。

集中して何かを取り組む場合は快適な環境作りが欠かせないのだ。

当ブログでは車に関する役立ち記事を多数公開中。
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