新型ノア・ヴォクシーのタイヤサイズは2種類あって、
S-Zグレード(E・Four、4WD を除く)には17インチのホイールが使われており、
その他のグレードでは16インチのホイールとなっている。
タイヤには外周のインチ表記以外にもスペックを表す情報が記載されているので、
ノアヴォクシーのタイヤ表記の見方から、交換にかかる費用まで分かりやすく解説していく。
タイヤ表記の見方

タイヤの表記は205/55R17 91Vとなっている。各数値の意味を見てみよう
| 表記 | 意味 | 備考 |
|---|---|---|
| 205 | タイヤ幅205mm | – |
| 55 | 扁平率55% | タイヤ断面高さ/断面幅×100 |
| R | ラジアル構造 | 普通車タイヤはラジアルが一般 |
| 17 | リム径 17インチ | タイヤの内径・ホイールの外径 |
| 91 | タイヤ負荷能力615kg | ロードインデックス表を参照 |
| V | 最高速度240km/h | 速度記号表を参照 |
扁平率は平たく言えばタイヤがどれだけ肉厚なのかを表す表記となっており
一般的ものだとタイヤ幅2に対して高さ1.2(1.2 / 2 × 100 =扁平率60% )程のものが多く、
55%を下回ると低扁平率タイヤに分類されるので、S-Zグレードは一般タイヤでも扁平率が低い方になる。
S-Z以外は16インチでタイヤの表記は205/60R16となっており、扁平率はS-Zグレードより5%高く、
タイヤが肉厚な分乗り心地や燃費は良いがコーナリング性は低下する。

参考:トヨタWEBカタログ
こうして比較すると17インチの方が見た目の迫力があるので、
大きいホイールが良いという人はS-Zを選んだほうがいいという事になる。
Rの意味するラジアル構造についてだが、タイヤのカーカスと呼ばれる骨格に相当する部分が
放射状(ラジアル)に配置されているという意味で、これに対をなすのがバイアス構造で
カーカスが斜め(バイアス)に配置されている。
現在、一般乗用車はほとんどラジアルタイヤで作られており、
バイアスタイヤは産業、建機、農機具に使われているのであまり気にする必要は無い。
91が意味するのはタイヤ1本で支える事の出来る最大負荷能力を表す指数で、
前後2つをピックアップすると下記のような感じになる
| ロードインデックス | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 |
|---|---|---|---|---|---|
| 負荷能力(kg) | 580 | 600 | 615 | 630 | 650 |
ノアのハイブリッド Zの車両重量は1,710kgなので、615kg × 4 = 2460kgと、
タイヤが車体を支える十分な能力を持っている事が分かる。
Vは走行可能な最高速度を表す速度記号で、表の中だと下記のようになる。
| 速度記号 | T | H | V | W | Y |
|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度(km/h) | 190 | 210 | 240 | 270 | 300 |
じゃあロードインデックスと速度記号は大きいほうがいいじゃん!
と思うかもしれないが、それは違う。
例えば負荷能力の大きいタイヤは頑丈な分重くなり、燃費が悪くなる。
速度記号も無駄に早いものを選べばゴムが固くなり通常走行の乗り心地が悪くなってしまう。
(そもそも120km/h以上で走るような車ではない)
タイヤには丁度いいスペックが求められるのだ。
交換にかかる費用
ディーラー

標準で付いているタイヤがダンロップのエナセーブ EC300+という
低燃費、長寿命の特徴を持つタイヤだったので、同じくエナセーブで見積もりを行ってもらった所、
4本全て交換で¥123,600(工賃:タイヤ交換1本 ¥3,850)との事。
これが安いかどうかは分からないので他の所でタイヤを交換してもらったパターンを考えてみよう。
オートウェイ

タイヤ専門のネット通販サイトで、数多くのタイヤから自分で選べるのが魅力のオートウェイ。
前に乗っていたCX-5や家族の車のタイヤ交換でお世話になっている。
通販タイヤ最大手で、タイヤのラインナップが非常に多く
買った人のクチコミも充実していてオススメ
それではここでエナセーブの見積もりを行ってみよう。

ダンロップのエナセーブを発見。
DUNLOP ENASAVE EC300+ 205/55R17 91V1本あたり¥15,190なので、4本で¥60,760となる。
数量4で購入に進むと地図から取付店を選べるので、自分の最寄りの取付店を選択しよう。

タイヤ単品の基礎加算である¥2,420は固定で、
廃タイヤ料とバルブ交換料が店によって多少異なる。
この取付店では廃タイヤを¥750、バルブ交換が¥250なので
ダンロップエナセーブ4本の交換をすると¥60,760+(2420+750+250)×4 =¥74,400
ディーラーに頼むより¥49,160安くなった。
エナセーブ以外にもコスパのいい輸入タイヤを数多く揃えているので、
タイヤ交換を検討している人は一見の価値がある。
ノア・ヴォクシー 17インチタイヤ
ノア・ヴォクシー 16インチタイヤ
オートバックス

日本一のカー用品店であるオートバックスの場合はどうだろうか。
公式HPよりエナセーブを探したが残念ながら見当たらなかったので
価格が近くて低燃費タイヤと表記のあるのトーヨータイヤ トランパスで見てみよう。

タイヤ4本の価格が¥60,800にタイヤ取付工事¥11,000がかかるので
トータルは ¥60,800 + ¥11,000 = ¥71,800 となった。
価格だけで言えばディーラー比較で¥51,800安くなったが、エナセーブではない点に注意
まとめ
新型ノア・ヴォクシーのタイヤサイズは
S-Z(E・Four、4WD を除く)の場合205/55R17
それ以外のグレードは205/60R16
ディーラーでタイヤ4本交換 ¥123,600(ダンロップ エナセーブ)
オートウェイでタイヤ4本交換¥74,400(ダンロップ エナセーブ)
オートバックスでタイヤ4本交換¥71,800(トーヨータイヤ トランパス)
タイヤは1本あたりの金額は大したことないように見えるが、
4本の交換ともなると工賃も重なってけっこういい値段になってしまう。
タイヤを交換する際は買った所にまず見積もりをもらうのが順当だが、
必ず他の販売店と比較して安いのか高いのか自分で考えるようにしよう。
当ブログでは新型ノア・ヴォクシーに関する正直レビューを多数公開中。
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