健康や体作りを意識している人なら誰でも食べたことがあるであろうサラダチキン。
実は作るのは簡単で、味付けして皮を取った胸肉を沸騰した鍋にぶちこんで
火を切って3時間放置するだけで出来てしまうのだ。
この方法でたぶん100kgくらい作ったけれど、そろそろ飽きてきたので
新しい調理法は無いかと考えた結果、低温調理器という道具が便利そうなので
購入してサラダチキンを作ってみた。
ちなみに低温調理器といえばBONIQが有名だが、これは高いので
今回はamazonで安く売っていたパクリ類似商品を購入した。
低温調理器でサラダチキンを作ろうと思っている人の参考になれば幸いである。
超簡単なサラダチキンの作り方

- ①鶏胸肉の皮を剥ぐ
- ②キッチンペーパーでしっかり水気を取る
- ③塩胡椒(ペッパーミックス)を振ってジップロックに入れる
- ④低温調理器で設定温(60℃)に達したバケツに放り込む
- ⑤設定時間(70分)になったらバケツの湯を捨て水を張って胸肉を冷ます
- ⑥完成
レシピによってはネギ、生姜、レモン汁、鶏ガラスープを使ったり、
フォークで胸肉に穴開けをする下処理もあるし、
それを忠実にやっていた時期もあるけど
実際そんなん無くても美味しく食える
というのが俺の結論。
そもそも頻繁に食べるものだから
時間をかけて下処理頑張ってもどうせ飽きる。
ベースさせ出来ていれば、あとはドレッシングで味変すればいいんです。
サラダチキンはいかに手間をかけずに作るかが継続のコツだ。
低温調理器の使い方
俺がamazonで買ったのはオススメで一番上に出ていた
Yoranoという謎ブランドの低温調理器のLサイズ。当時価格8000円。

この低温調理器はデカい上に水の深さがある程度必要なので
100均で適当なバケツを買う事をオススメする。
水だと設定温度になるまでけっこう時間がかかるので温水を張って、
低温調理器を突っ込んでコンセントを刺す。

電源マークをタッチすると加熱がスタート。
コレは初期設定が55度の2時間になっているので、
60度の110分に毎回設定する。
残念ながらメモリー機能は付いていない。

規定温度に達すると本体の赤ランプが青になり、
そこからタイマーのカウントダウンが始まる。
残念だが音は鳴ってくれないので青になったタイミングを見計らう必要がある。

規定温度に達したら胸肉を投入。
タイマーのカウントがゼロになると小さい電子音が鳴るので
低温調理器を取ってお湯を捨て、水を入れて粗熱を取ったら完了。
美味しいサラダチキンの完成だぜ

ツッコミ所満載
安物に難癖つけるのはナンセンスなのは分かっているが、
検討している人の為にあえて書く。
よってこれはクレームではなく「気付き」だと思って欲しい。
メモリー機能が無い
同じものを同じように作るのに電源を入れる度に
温度と時間がリセットされるのは手間だと感じた。
矢印を長押しすれば早送りも出来るので慣れれば我慢できる。
温度設定が0.1度刻み
無駄に細かく調整できるが、ハッキリ言って設定の手間が増えるだけ。
1度刻みで充分。
設定温度に達した時に音が鳴らない
いや、カウントダウンがゼロになった時は音鳴るじゃん。おかしくない?
そう思って取説を確認したらそういう仕様でした。マジかよ。
個人的にココが一番残念。
静かにカウントダウンが始まるので肉を入れるタイミングをたまに見逃す。
カウントダウンのアラーム音が小さい
テレビを付けていたら聞こえないレベル。
よってキッチンタイマーを併用する必要がある。
デカい
思った以上にデカい。大人の肘から先くらいある。
置く場所が無い人はコンパクトなものを選ぼう。
メリットもある
悪いところばかり挙げたが、もちろん買ってよかったと思う所もある。
温度の安定性が高い
今までの作り方は沸騰した鍋に胸肉を入れて予熱で温める方法だが、
これだと肉の量、温度によってお湯の冷め方が変わってくるので
たまに中心が生になっている時があった。
これは温度が下がれば都度温めてくれるので、水温を一定に保つことができる。
よって調理の再現性が高く、何より大量に作るのに向いている。
設定の微調整が容易
一度作って硬すぎるor柔らかすぎると思った場合は
設定を調整して自分好みの硬さに仕上げればいい。
この調整のし易さが低温調理器の一番のメリットなのだと感じた。
キッチンを使わなくても調理できる
時間のかかる低温調理はキッチンを圧迫しがちだが、
これはバケツと水と電源があればどこでも使える。
ウチはけっこう料理をするのでこのメリットは大きい。
まとめ

多少癖はあるが良いところもあるので
結果として買ってよかったと思った。
低温調理器の本来の仕事は「指定した温度を指定した時間だけ保つ」だけなので
これさえ果たせていればあとは何とかなる。
なお、お腹を壊さないための加熱時間の目安は厚生労働省HPの下記記述が参考になる。
低温調理をやる場合は新鮮な肉を使おう。半額でドリップ出まくってるやつは素直に焼いて食え。
食肉の加熱条件に関するQ&A
厚生労働省HP「食肉の加熱条件に関するQ&A」より
Q.食肉による食中毒防止のための加熱条件として、中心部を 75℃で 1 分間加
熱することが必要とされていますが、これと同等の加熱の条件はどのような
ものがありますか?
A.「75℃、1 分」と同等な加熱殺菌の条件として、「70℃、3 分」、「69℃、4 分」、
「68℃、5 分」、「67℃、8 分」、「66℃、11 分」、「65℃、15 分」が妥当と考えら
れます。
また、調理の現場においては、中心温度計の適切な使用により、食肉の中心部の
温度が目標とする温度を下回らないことを確認し、確実な加熱殺菌が行われる
ようにする必要があります。
今はサラダチキンしか作っていないが、
ステーキや温泉卵、ヨーグルトも簡単に出来るみたいなので
今後色々と試してみようと思う。
出来上がったサラダチキンはしっとりジューシーでちゃんと美味しい。
胸肉をよく食べる人は一度使ってみてほしい。
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