最近、ENTINA Tina2Sという3Dプリンターを購入した。
というのも、3Dプリンタには前々から興味を持っていたが、
なかなか手が出なかったのだ。
理由として
- 高い
- 組み立てが必要
- デカい
- なんか調整が面倒
というのが頭の中にあったからだ。
ところが最近、それらの項目すべてをクリアする3Dプリンタが
amazonで販売されていたので思わずポチってしまった。
色々遊んで、一通り使いこなせるようになったのでレビューを行っていく。
同モデルの購入を検討しようとしている人の参考になれば幸いである。
ENTINA Tina 2Sの特徴
コンパクトな筐体
幅21cm x 奥行21cm x 高さ29cm
という驚異の小ささ。
机の上に置いても全然場所を取らない。
参考までに、これを買う前に対抗馬として検討していたのが
XYZプリンティングジャパンのダヴィンチnanoというモデルなのだが、
コイツのサイズは
幅28cm x 奥行37.8cm x 高さ35.5cm
とTina2Sと較べて一回りデカい。
というか体積で比較すると2.9倍なのでけっこうデカい。
組み立て不要
組み立て作業に自信が無い訳じゃないが、無駄な作業は無いに越したことはない。
その手の機種は機種はレールが剥き出しになっていく事が多く、見た目があまり好きじゃない。
Tina2Sは組み立て不要で上左右カバーで覆われているので
見た目がスッキリしていてGOOD。
オートレベリング機能付き
３Ｄプリンタにはベースプレートとノズルの距離を調整する
「レベリング」という工程が存在する。
上から印刷ヘッドがゆっくり降りてきて、黄色の近接センサーが
ベースプレートとの高さ位置を自動的に割り出してくれる。
安物はこれを手動でやらなければならないが、
Tina2Sはレベリングを自動で行ってくれるため印刷の手間が一つ省ける。
印刷データのwifi転送が可能
３ＤプリンタはmicroSDカードに印刷データを書き込み、
本体にそれを挿して読み込みプリントアウトするものが多い。
これはwifiで印刷データを受信できるので、
いちいちSDカードの抜き差しをする必要が無い。
ちなみに最初のwifiアップロードは少し苦戦した。
問い合わせフォームから質問して解決したが、俺が引っかかったのは下記。
・SDカードを挿していなかった（アップロードは挿し込んでいるSDカードに書き込まれる）
・アップロード前にスライスソフト(Wiibuilder2)のホームボタンを押していなかった（操作として必要）
誰かの参考になれば幸いである。
剥がしやすいベースプレート
このベースプレートがマジで使いやすい。
取り外し可能なPEIばね鋼板を採用しており、
印刷が終わったらプレートを外してクイクイ曲げると印刷物が簡単に剥がれる。
剥がす用にちゃんとスティック糊も付属していたが、
無くても綺麗に取れるので一度も使ってない。
色々印刷してみた
最初は付属のSDカードに入っていた魚のモデルを印刷。
鎖繋ぎの部分が印刷だけで作れてしまうことに驚いた。
ウチの子供は現在恐竜にハマっているので
恐竜の3Dデータを印刷しまくった。
結果として、寝室に持ち込むくらいには喜んでくれた。
ちなみに3Dモデルはここのまとめサイトから色々と引っ張ってきた。
無料でダウンロードできるデータが膨大にある。
不満な所もある
wifi経由でのアップロードが時々失敗する。
ウチのネットワーク環境が悪いのか、製品に問題があるのかは不明。
プリンタの再起動、スライスソフトの再起動、でだいたい解決。
1キロのPLAフィラメントが乗らない。
付属の250gフィラメントを引っ掛けるフックはあるのだが、
一般的な1キロフィラメントは残念ながらここに乗らない。
という事で別途フィラメントスタンドを購入。
これは必需品。
まとめ
買って大正解
Tina2Sは100mm角が印刷最大サイズになるが、
今のところ不足は感じない。
届いてから印刷完了までが非常に簡単なので
最初の1台にもってこいの３Ｄプリンタだ。
ちなみにフリーの3DソフトであるFreeCADをインストールして、
シンクの洗い物ストッカー用のフックを作ってみた。
3DCADを使うのは初めてだったが、YouTubeに
解説動画が色々アップされているので
簡単なものならすぐに設計できるようになった。
ちなみにFreeCADはまきび技術研究所というYouTubeチャンネルで勉強するのがオススメ。
3DCADを一度も触った事の無い人向けに非常に分かりやすく解説しており、
動画と同じ操作をしていくだけでCADの使い方が身についてしまう。
当ブログでは3Dプリンター活用のヒントになる記事を公開中。
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